数学にベクトルという考え方があります。
定義を調べると「大きさだけでなく、向きももった量。例、速度・力。」
というもので、見た目は「→」こんな矢印みたいなものです。
ベクトルを比喩にすると、矢印には
太さ、長さ、そして方向というものがある。
人生に例えるのであれば、重厚性、継続性、方向性の3つです。
太さ(重厚性)とは、どれだけ深く内容のある人生を生きているかどうか
長さ(継続性)とは、どれだけ同じことを継続できているかどうか
また、俊敏性としての長さも捉え方の一つかなと考えております。
もちろん、太さや長さも重要なのですが、私が重要視したいのは「方向性」です。
「どう生きるか?」を考える上で、大事にしたいのは、
「どこを向いて走っているか?」という事です。
結論ベースで、目的・目標を立てなければ、方向性は見えてこず、
方向性が見えなければ、どこに向かって走っていったら良いか分からなくなります。
確かに、健常者であればそれで良いのかもしれないです。
なぁなぁで生きていても、なんとかなる場合が多々あります。
ですが、障がいを持った人は、人生どこかのタイミングで、
「今後、どう生きよう?」という悩みにぶち当たる可能性が高いです。
その時、考えてほしいのがこのベクトルという方向性の話で、
もう少し深掘りすると、「方向性」「行動」「ピボット(転換)」が大事です。
方向性は、どこを向いているかという事で、
自分の人生の軸とブレていない事が重要です。
行動は、その名の通り、考えているだけでは意味がなくて、
方向性を向いたら、実際に動き出す事が重要です。
ピボット(転換)は、バスケットボールで使う用語で、方向性を変える事です。
病気を持つと、様々な困難にぶち当たるので、
思った方向と違うという事が本当によくあります。
その時は、躊躇いなく方向性を変えましょう。
「どう生きるか?」は重要なテーマなので、
ベクトルだけで説明は難しいと思うのですが、
一例として、考える手助けになるのではと考えました。