教育

IT対応は難しくない

日経新聞にIT対応の遅れという記事が出ました。

概要は、勤労者でも教育においても
デジタル化が進んでいないという記事の内容です。

まず、生涯学習・技能訓練に関して、
この2つの項目を同等に扱っている事に
異論が出る人もいるとは思いますが、

そもそも生涯学習を行っている日本の社会人が
どれだけいるのか?という話です。

社会人になって、学習を続ける、能力を高める事を
意図的に行っている日本人は、本当に少ないと考えています。
いたとしても、資格取得を目的としている場合で、

マーケティングの仕事に携わりたいので、
大学院でマーケティングの勉強をしている人は、
数限られていますし、その数限られている人材も、
日本の企業においては登用しない場合が有ります。

そういう意味では、日本企業にも責任はあるのかなとも考えます。

技能訓練に関しては、職業訓練のメニューを見たら分かるのですが、
MOS(Microsoft Office Specialist)の学習コースがあまりに多く、
同様の学習をして、職に付けると考えるのであれば、
プログラミング等を敬遠してMOSの勉強をする人が多いのも分かります。

また、MOSの学習自体が存在している事自体、
あくまでツールの勉強をしている訳で、ツールすら
使いこなせない人が多すぎる事を表していると考えます。

このご時世、エクセルすら使えない人材が、
どうやって仕事になるのでしょうか?

次に、職場のデジタル化に関しても同様です。

上記の学習要素が足りていない事から、デジタル化が進まない、
つまり、結果が改善されないのは納得です。

プログラミングはまだしも、メールや表の作成すら出来ないというと、
何の仕事が存在するのかも、イメージが難しかったりします。

でも、そんな人の仕事は、RPA等が代替していって、
これから仕事が無くなるのだろうと考えています。

更に、教員のIT教育に関して、問題は更に根深く、
肝心の教える人がいない状況は致命的なのかなと考えております。

教科「情報」が生まれて、久しく経ちますが、
教え方の問題なのか、学校自体にITによる教育が広がらないのは、
何が原因なのかなと考えてみました。

必ずしも、電子黒板やタブレット、映像などで
勉強する必要は無いと私は考えていますが、それにしても、
教育の効率化自体は促せるのかなと考えます。

人によって、学習理解の習熟度によって学習を変える

学習者が事前に予習した前提で学習を進める、反転学習

映像で学習の深度を高める、映像学習

能動的な学習に切り替えていく、アクティブラーニング

プロジェクト自体に学習行為を埋め込んでいく、PBL

少なくとも、色んな事が出来ます。
上記を軽く見れば、学習効果を高める可能性は実感出来るかと思います、

また、日経新聞の記事には「潜在力」とうまく書かれていますが、
日本の高齢者はまともにデジタル技能が使えないとも書かれています。

私は、ITに対応する事自体は、大して難しいとは思わないです。
簡単な入り口であれば、ツールを学習するぐらいなら、
どこにでも教室めいたものがあるからです。

大事なのは、活用と教えられる、構築できるレベルになるまで
引き上げる事で、そこまでいくと知識を深めていく必要がありますが、
まずは潜在力が高いと言われているので、
出来ることから進める事が大事なのかなと考えております。

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