障がい

障害者雇用と仕事論丨ルーティン以上

私は、ルーティン業務は、基本的に仕事と考えていません。
それは作業です。

よく、障害者雇用に「正社員求人がない」と言われるのですが、
私は当たり前だと考えています。理由は2つ。

①仕事を与える側が無能で、障害者に適合する仕事を用意できない。
②仕事をする側がどこまで出来るのか明確にできない。こなせない。

①は、作業的な業務しか用意できない、
ないし作業的な業務すら用意できない場合が多いです。

よく、オープンポジションで募集を掛けるとかがありますが、
往々にして難しいです。なぜなら、現場が拒否する為です。

正直、事務系の作業であれば、どれだけでも
正社員の仕事の代替が出来ると考えているのですが、
RPAなどが発達してきている現代、ロボットにすら仕事を奪われます。

②は、入ってみたのはいいものの、
体調を崩したり、業務をこなしきれなかったりする場合です。

日本人の仕事観はアホなので、
週5、9−17時で働く事を前提に社会が動いています。
逆にそれすらこなせない人は、できない扱いをされる虚しい社会です。

精神によく有りがちなのが、精神にストレスが掛かって、
すぐ休むというものです。

当事者にとっては一大事なんですが、雇っている側からすると
「またかよ」って思われている場合がほとんどです。

なので、以前の記事に書いたのですが、仕事をする場合は、
与えられた事を地道にこなしていく事が非常に大事だと書きました。

また、最初に戻ると、ルーティン以上の事が出来て初めて、
正社員になれる可能性が出てくるのかと考えています。

与える側と与えられる側のアンマッチ、それが
今の「障害者雇用の殆どは非正規」という現状を作っているのではないでしょうか。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA